「日記に感想を書いてないね」
 と井川さんから突っ込みを受けました。

 だって、アレにどう感想かけばいいのよ・・・。
 えりりんラ〜〜ブ以外に、私にどう言えと・・・。
 えりりん歌ってなかったら、一度で充分げふんげふん。

 あれって、辻褄あわせるだけなら、簡単な事だと思うんだけど。
 そんで、辻褄あわせて、耽美にするだけで、たぶん観客の望んだものになると思うんだけど・・・。
 私の望むように薔薇の封印を考えなおしてみました。

 ☆

 現代

 映画話題の新作ヴァンパイアレクイエムの撮影がヴァンパイア伝説の残る古い僧院で行われている。
 そこで、映画のスポンサーエバーライフ社の社長マイケルの婚約者ジェニファーは美しい青年アンドリューと出会う。
 ジェニファーはアンドリューの人ならぬ美しさに運命を感じる。

 騎士フランシス1314年

 薔薇の谷のヴァンパイア一族は十字架で邪悪な力を封印されている。
 人と共に穏やかに暮らすヴァンパイア一族。

 ヴァンパイアの邪悪の源である薔薇は僧院の十字架で封印されているのだ。
 薔薇とは5粒の宝石。
 十字架はロザリオ。
 ロザリオに絡みつけた薔薇をほどく時、邪悪な力「荒ぶる魂」は解放され、解放したものにヴァンパイアと同じ力が与えられる。
 ただし、解放したものは邪悪に支配されてしまう。

 人間フランシスと恋に落ちたヴァンパイアリディア。
 フランシスはリディアのためにヴァンパイア一族に加わる事を決意。
 しかし、リディアに横恋慕していたミハイルは、フランシスとリディアの結婚を前に暴挙に出る。
 フランシスがヴァンパイア一族に加わる儀式の最中ロザリオと薔薇をほどき、封印をといてしまったのだ。
 邪悪なヴァンパイアと化したミハイルとフランシスの闘い。
 リディアはフランシスをかばって命を落とす。
 その時リディアはフランシスに願うんだ。
 再び薔薇をロザリオで封印して欲しいと。
 このままでは一族は邪悪なものになってしまうから、と。
 一族はフランシスが薔薇を封印してくれるまで眠りにつく事にする。
 邪悪なヴァンパイアの存在は世界を滅ぼすからだ。
 ただ一人、リディアが伴侶に選んだ一族の後継者であるフランシスだけが、邪悪な薔薇に打ち勝ち薔薇を封印できるものなのだ。
 だから、フランシスはただ一人で薔薇を封印する旅に出なくてはならない。
 だけど、リディアは約束する。
「私は死んであなたとは生きていけないけれど、約束するわ。
 何度でも生き返る。
 私は生まれ変わる度にあなたの事を忘れているだろうけれど、きっとあなたに会う度あなたに恋をするわ。
 あなたは永遠を生きなくてはならないけれど、忘れないで。
 あなたは一人じゃない。
 私はあなたを一人にしない。
 きっといつも、あなたのそばには私がいるわ。
 命かけてあなたを愛する女がいたら、それが私。
 何度も生まれかわるから、その度私を見つけてね」

 リディアは愛する男にこの上ない残酷な願いを残す。
 死ぬ事のない永遠をただ一人で生きろ。
 それは残酷。
 しかし、薔薇を封印できるものは自分が伴侶に選んだフランシスただ一人。
 一族を邪悪なるものにしてしまわないためにはフランシスに一族の救済を求めるしかなかったのだ。

 そして、ルイ14世の時代のパリ。

 封印をほどかれ、天にきらめいて消えたロザリオと薔薇。
 ロザリオはルイ14世の手元にあった。
 ロザリオを求めるフランシスはルイ14世のダンス教師として宮廷に入りこみ、ミハイルは謀反を企む王弟フィリップの元へ錬金術師として近付いていた。
(ここは、そのまんまで良いと思うんだけど、できればミハイルは女装せず耽美錬金術師で。
 フィリップをたらし込んでそそのかしてくれたらなお良し)
 事件の最後、立ち去るフランシスはルイ14世からロザリオを与えられる。

 次いで1934年ベルリン。

 薔薇(5つの宝石まとめて一つの薔薇として)はユダヤ娘のポーラが持っていた。
 薔薇を得るため、ポーラに近付くフランシス。
 その頃、ミハイルもまたフランシスに近付く。
 ミハイルは永遠を生きる孤独に耐えられなくなっていたのだ。
 儀式をせずにヴァンパイアになった彼は自分の力ではヴァンパイアを増やせない。
 彼に作りだせるのは、彼の人形となって動くハーフヴァンパイアだけ。
 ミハイルは、ただひたすら共に生きるものが欲しかった。
 彼と共に生きていけるのは、フランシスただ一人。
 それどころか、フランシスは決して新しい仲間を作ろうとしないが、フランシスは仲間を増やす力を持っている。
 フランシスさえ取り込めば、この孤独から解放される。
 だましてでもいい、誰か一人でいい。
 フランシスにこの永遠の孤独を生きる仲間を作らせたい。
 この孤独から解放してくれるなら、フランシスを愛してやってもいい。
 そう思うミハイル。
 一人永遠を生きる孤独に耐えられいミハイルはすでに、孤独に耐えているフランシスの事を友と呼びたくてたまらないほど愛しているのに。
 しかし、フランシスはミハイルを拒絶。
 フランシスを得られなかったミハイルは現在のナチス親衛隊の権力をもって、ポーラを追い込む。
 海をわたりナチスから逃げるポーラはフランシスに薔薇を差し出し、ロザリオとの交換を求める。
 薔薇を差し出したのは、フランシスが欲しがっていたから。
 ロザリオを求めたのは、フランシスが何より大事にしているものを「くれ」と言ってみたかったから。
 くれるわけがないのはわかってる。
 とても大事にしていたから。
 だけど、言ってみたかっただけ。
 フランシスは別れる時、ポーラにロザリオを与える。
「大事なものだから、今度あったら返せ」
 と。
 それは、次ぎに会うまで死ぬな、とのメッセージ。
 この、ユダヤ人の血に染まった時代を、ユダヤ人のポーラに生きろと。
 ポーラはフランシスの元を去る時、言う。
「何故かしら。
 私、初めて会った時から思ってたの。
 私ね・・・。
 フランシス、あなたのために生まれてきたのよ」
 その時フランシスはポーラがリディアの生まれ変わりだと知る。
 しかし、そこでミハイルの部下の銃がフランシスを襲う・・・。

 そして再び現代。

 ポーラの孫娘ジェニファーは祖母の形見のロザリオを大事にしている。
 婚約者のマイケルが映画に使うから譲ってくれと言うけれど、このロザリオは譲れない。
 だって、祖母の遺言なのだ。
 甲に薔薇の刺青をした美しいヴァンパイアに出会ったら返して欲しい、と。
 それまで、代々他人に譲らず守って欲しいと。
 ヴァンパイアなんて馬鹿げてる。
 だけど、薔薇のヴァンパイアを語る祖母の瞳のきらめきを思うとこのロザリオは手放せない。
 そこへ現れた美しい青年。
 青年は自分が祖母ポーラの言うヴァンパイアでロザリオを返して欲しいと言う。
 アンドリューにひかれるポーラ。
 なんやかやあってミハイルマイケルとフランシスアンドリューが闘って、フランシスが勝つ。
 けど、邪悪な薔薇は5つに別れてちらばったので、これからもさがさなきゃ〜〜
 うわ、もしかしてジェニファーもリディアの生まれかわりなんだ〜〜

 で終わる。

 いや、面倒になったんで、最後はしょったけど。
 どうよ、辻褄だけは会うでしょう?
 ・・・小池先生の書きたいものでも無かろうし、私の書きたいもんでもないけどさ・・・。

 ☆
 
 なんで今日こんなもん書いているかと言うと、今日宝塚行って来たから。
 えりりん素敵だった・・・。
 そんで、こんな日記書いてて、仕事できてんのかって言うと・・・。
 ・・・なあ・・・。
 こんな、他人の話つついてるヒマがあったらプロット作れって・・・。あああ・・・。
 あああ・・・・。

 ごめん、遊んでないで仕事する・・・。 
 

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