引きこもりバカンスもそろそろ一週間経過。
 毎日楽しく引きこもってます。
 引きこもりが時々問題になってテレビとかで取り上げられてるけど、あれ、しょうがないと思うな。
 
 保護者が飯食わせてくれて働かなくて済むんだったら、こんな楽しい引きこもりバカンス一生だって続けたくなっちゃうよ!
 俺は働かなきゃダメなんだけどさ・・・・。

 毎日12時間寝て、5〜6時間ビデオみて、散歩がてら立ち読みに行って、長風呂しながら漫画読んでます。
 楽しいです。
 今日はブックオフで立ち読みして来て足が痛いぞ。
 けど一日2時間以上立ってないと骨が弱るそうだから、遊んでる時くらい立ち読み頑張るよ!

 モンスターをやっと読了。
 面白いと周りで大評判だったので、とても読みたかったのだ。
 浦沢直樹(漢字あってるか?)ほどの天才の漫画を読むと、何もかもどーでもよくなって来る。
 俺、どんなに頑張っても、これほど練り上げた漫画は描けないだろうなあ。
 しかも、この人、描く漫画描く漫画、全部ハイレベルで面白いんだよなあ・・・・・・・・・・。
 オリンピックで誰が金メダルとってもなんとも思わない。
 スポーツに興味ないから。
 でも、天才漫画家が次から次ぎへと、決して自分にはかけないであろう面白い漫画を描き続けているのを目の当たりにすると、へこむ。しょげる。

 まあ、そもそもが自分が漫画で口を糊できてるあたりが、望外の幸せってやつなんだけど。
 けど、10年も漫画で飯が食えてると、野望もけっこう生えてくるのよ。
 面白い漫画を描きたいなあ、読者さんから面白いって言ってほしいなあ。
 庭りかの漫画が読みたいって、言ってほしい。
 そう思って、一作一作ぜいはあ言いながら描いてるんだけど。
 けど、10年も漫画で御飯食べてるといい加減わかってくるのよ。
 
 自分には辿りつけない山の頂があるんだって。
 こういう、天才の描いた漫画を読むと思い知らされます。

 私は山が好きで登りたかっただけで、登り続けていられる今が恵まれてるとはわかっていても、辿りつけない頂を見上げると、やはり切ないですなあ。

 でも、大好きな山を登りながら、頂をながめるのは好きです。
 
 たまにこうしてまとまった時間を作らないと、その楽しみもないがな。

 虫歯でもないのに歯が痛くて悩まされていた件。
 一週間ごろごろしてたらほぼ治った気がします。
 また忙しくなったら痛くなるんだろうけどな。

 結局一週間転がってたけど、面倒で花組は観に行ってない。
 掃除も一度したきりで、料理もあまりしていない。
 ゲームでも買ってきてしてみようかと思ったけど、やってないし。
 自由な時間があるからってあれもこれもできるもんではないなあ。

 ようやく録画しといた猿の惑星をシリーズ5作全部見ました。
 1〜4話まで、全部暗かったんで気分悪くなりそうでした。
 が、最後の5話でおおって思った。
 最後で、何もかもを救ってる。
 最後にあるのは希望。
 おお、最後まで観てよかった。
 こういうのもいいなあ。
 すんごい暗いシリーズものを数作描いて、最後の最後で力技で明るくするの。
 すごいよ、最後の猿の惑星。
 
 古い映画だから、粗筋語っちゃっていいかな。

「猿の惑星」が最初。
 宇宙船が不時着したのが猿ばかりいる猿の惑星。
 そこでは言葉を持たない人間が猿の奴隷として使われている。
 不時着した宇宙飛行士は猿達から逃れて、人気のない所に逃げる。
 そこで宇宙飛行士が見つけたのは、自由の女神。
 猿の惑星は、遠い未来の地球だったのだ。

「続 猿の惑星」
 猿の惑星のまんま続き。
 猿の惑星未来の地球のNYの地下にはダメ進化した地球人ミュータントが生き残っていたのだ。
 宇宙飛行士がそいつらと戦いながら、なんでか地球滅亡させちゃう話。

「新 猿の惑星」
「猿の惑星」で宇宙飛行士に親切にしてくれた猿の夫婦が、現代地球にタイムスリップして来る。
 猿妻が「未来の地球は猿の天下。人間は猿の奴隷。猿の戦いではゴリラが勝利をおさめるの」と自白させらてしまう。
 その告白におびえた化学者達が、猿夫婦抹殺。
 ただし、猿妻はうまれたばかりの自分の赤ちゃんをサーカスの猿と取り違えておいた。

「猿の惑星 征服」
 前作の猿博士夫婦の子供シーザーが、人間に虐げられてる猿のリーダーになって革命を起こす話。
 猿の勝ち、猿の天下がやってくる。
 ここまで、すげー暗い。

「最後の猿の惑星」
 前作のシーザーが平和な街を作っておさめていたんだけど、俺が俺がの乱暴者ゴリラにはそれが気にいらないのね。
 ゴリラは人間なんか皆殺しって言うけど、シーザーは人も猿も平等って考え方で。
 ある日シーザーが人間の生き残りのいる地区へ、自分の親の記録画像を見に行きます。
 そのせいで、人間の生き残りがシーザー達の街をみつけて、戦いを挑んでやってきます。
 猿と人との戦い。
 猿の勝ち。
 そんで、人は地下に引きこもり。(これがミュータントにダメ進化するんだろう)
 ただし、この戦いではゴリラが勝つはずだった。
 なのに、ゴリラはまけるの。
 勝利したのはチンパンジーのシーザー。
 そんで、シーザーは猿と人と仲良く暮らそうと言う。
 明るい終わり方。
 しかも、勝つはずだったゴリラが負けたわけだから、ここから未来はかわったと思わせる。
 猿が人間を奴隷として使う未来は、これでもうなくなったかと思わせる。
 最初の「猿の惑星」のような暗い未来は払拭されたのだ、と。
 
 いやあ、ラストでこれだけどんでん返しをしようとは。
 大変気持ちよかったです。

 真似したいです。
 うずうず。

 ちなみに、リメイクされた2001年版の「猿の惑星」も見たけど、絵面がきれいで細かいだけで、旧作の方が古臭くて作りが安っぽいけど面白いと思いましたよ。
 リメイクしてまで何がやりたかったんだろう。

 また、見まくった宝塚ビデオの感想なんかも、その内。
 けど、語るほどのものは見て無いかなー。
 駄作って聞いてて後回しにしてたのが、そこそこ良かった。

 
 

 

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