悲しい気持ち

2004年8月27日
 何故か、物悲しい気持ち。

 妹がうちに来て言いました。
「相変わらずフビンな家」
 私は問います。
「不便って言いたかった?」
 うんそうそうと妹。
 ほのかに物悲しい私。

 妹が会話中でキョーダンと言う言葉を使います。
 だが、どうにも会話にそぐっていません。
「それ、糾弾って言いたいんじゃないの?」
「きゅうだん?」
「こういう字を書くのよ」
 と書いてみせる私。
「それ、きゅうだんって読むんだったんだ」
 うなづく妹。
 何か涼しい風が心を吹き抜ける私。

 妹と会話中、妹が歩いて10メートルと言いました。
「妹、10メートルは歩こうが走ろうが10メートルだから、歩いて10メートルとは言わないんじゃないの?」
 妹は頬をふくらませて申します。
「うるさいなー。
 じゃあ、1万センチメートル!」
 私は、肩を落として問わずにいられません。
「妹・・・
 1メートルは何センチだ・・・・・・」
「100センチ
 あ、じゃあ、10メートルは1000センチ?」

 私の心にしんしんと降り積もる雪景色。

 神様、神様、神様。

 私は己が不細工に生まれ育った事を恨んだ事はございません。
 妹が標準。いや、巨乳を持っていても、見せてくれない事をケチだとは思っても、無乳を胸はって生きている私です。
 ですが、もーちょっと、妹の脳みそをどうにかしてくれてもよかったんじゃないのかと、恨み言を言わずにおられません・・・・・。

 でも、漢字知らなくても、計算できなくても、妹の方が世間の一般常識とかには詳しいんだけど。

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