果物の呪い

2005年3月29日
 果物が買えない。

 近所のスーパーの果物はなかなかよろしい。
 美味しいし、安いと思う。
 
 近所のスーパーでは午後になると傷ものや古くなった野菜と果物が見切りワゴンに出る。
 あれこれ袋つめされて、1袋100円。
 100円で3〜4種の野菜が買えるので、私はいつもそれを買う。
 果物もそうだ。
 たいてい、りんご3個が1袋。
 梨や柑橘類やバナナなんかがまざったりもしている。

 以前ちへこさんに
「りかちゃんちで出るりんごはいつもやわらかくて美味しいわね。
 何て種類を買ってるの?」
 と聞かれて
「果物は見切り品でしか買わないから品名まではわからないわ。
 うちで出すりんごがやわらかいのは見切り品だからじゃないかしら?」
 と答えてため息をつかれたりもした。
 
 見切り品でも果物は美味しい。
 むしろ、よく熟されて美味しい。
 アボガドなんかは、普通に買うと硬くていやだ。
 見切り品のやわやわのが美味しい。

 そんな私は見切り品でしか果物が買えないのだ。

 通常棚にある果物だって、3〜400円くらいで4〜6個くらい入ってて、りんごも柑橘類も決して高くはないんだが。
 母が食べたいと言えば、通常値段で買うのに何のためらいもないんだが。

 自分食べる用の果物に通常値段を出すのが、なんでかできない。

 ここ2〜3日、やたら果物が食べたくて仕方ないのに、なんでか見切りワゴンで果物に出会えない。
 りんごでもみかんでもバナナでも良いのに。
 何でもいいのに。
 果物がむしょーに食べたいのに。

 こんなに果物が食べたいのに、なんで通常値段で買えないのよ私!
 うわーん。

 今日も買い物に行きます。
 美味しそうな果物が並んだ通常棚を無視して見切りワゴンに直進する予定です。

 私は今日こそ果物が食べられるでしょうか。

 
 キムチは1パック400円近い値段でも買うのにためらいはないのになあ。
 なんでかなあ。

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