幸せはそこここに在るけれど、たぶん、幸せの数だけ不幸もそこここにあるのだろう。

 今、ごっつごっつ、正気を失いたくなるくらい忙しい。
 たぶん、この先一ヶ月くらいは、ずっと忙しい。
 原因はもしかして私が「お仕事ありがとうございます」を連発したせいかもしれないのだが、過ぎた事を言うてもせんない事。
 何故かはわからないが、今とても忙しい。
 前向きにちへこさんやまぎいさんに泣きついたり、こまちちゃんに「どうにかして下さい」とメールを打ったり、地の子のスケジュールを雁字搦めにして乗り切って行きます。
 あ、私も頑張ります。

 アシスタントさんの来ない日、脳みそ振り絞ってネームと格闘していた私は幸せになりたかった。
 ささやかな幸せが欲しくて西紅柿炒蛋定食を食べにいつもの中華料理やへ足を運んだ。

 うきうきわくわく西紅柿炒蛋定食。
 私の末端までトマトの甘酢っぱさで幸せに酔いしれさせてくれる西紅柿炒蛋定食。
 不思議ね、あなたの事を最近知ったばかりなのに、私、いつもあなたの事考えてるの西紅柿炒蛋定食。

 ほんとは酢豚定食もお気に入りなんだけど、最近前ほど食べても幸せになれないの。
 短期間で食べ過ぎたせいかしら。

 さて、そんな西紅柿炒蛋定食。
 まさか・・・。
 まさか、西紅柿炒蛋定食に裏切られるなんて!

 一目みておかしいと思ったわ。
 トマトの赤と卵の黄色が鮮やかな西紅柿炒蛋なのに、なんだか赤と黄色がまじって地味な橙色になってたんだもん。
 一口食べて口中に広がるのはトマトの爽やかな酸味と、それを華やかに演出する卵の柔らかな温もりだった筈なのに。
 なんでまず、しょっぱい卵炒めの味が口の中に広がるのか。

 不味くはない、不味くはないんだけど・・・。
 普通に美味しくもあったんだけど・・・・。
 君はもっともっと感動的に美味しかった筈だよ西紅柿炒蛋定食。
 何故こんな事に!

 まあ、何が違ったかと言えば、多分料理人が違ったんだろうなあと思うけど。
 塩加減とネギの振り掛け具合がまるっきり違ってたから。
 それと、トマトが違ったんだろうなあ。
 前食べた時は、トマトを食んだ瞬間にトマトの濃い味がした。
 だが、今回のトマトは食んだ時にトマトの味ではなくて、しょっぱい卵の味がした。
 もしかして、同じトマトだけれど、料理人の腕によって丸きり違う味わいになっていたのかもしれんけれど。
 でも、色からして違ってたからなあ。
 私の感触だと、トマトのレベルに雲泥の差があった。

 単純そうな料理だから、料理人とトマトが違えばそりゃ、違うもんになるだろうけど。

 同じ店で同じメニューでここまでレベルが違うってどうよ。
 せつない。
 悲しみ。
 幸せになりたい。
 私は小さな幸せが欲しかっただけなのに。

 明日は・・・・。
 明日は、まだチャレンジしてないメニューに手を出してみようかしら。
 それともランチを食べようかしら。

 お友達に
「中華料理やのメニューは制覇できたかい?」
 って聞かれたけれど、とても難しいです。
 だって、ずるいんだよ!
 昼に行くとランチやってるんだけど、このランチのメニューがメニュー表に載って無いメニューだったりするんだよ!
 あわわわわわ。
 そして昼に行くとついついランチを頼んでしまう私だよ・・・・。

 ああ、明日は幸せになれるかしら・・・・・。

 ちなみに、さっきネームができてちょっと幸せ。 
 明日読み返してよさそうなら、編集さんにファックスするんだ〜〜
 へへへ〜〜
 なんで明日読み返すかというと、今日はもうしんどいからメールチェックして風呂入ったら寝るからだ。
 今最大の悩みはお腹空いてきたんだけど、寝る前だから何食べようかって事だ。
 冷ややっことインスタント味噌汁とどっちがいいかなあ。
 両方食べても、そんなに胃に負担はかからないだろうから、両方行こうかなあ。
 なあ。

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