同級生たちと飯食ってきました。
 色々危険でした。

 市内に住んでるのに、ばったり会う事もないねえと話したら、子持ち主婦ににこやかに言われる。
「私映画館で庭ちゃん見たよ。
 仮面ライダー観にきてたでしょ?」
「え?
 あ、あの時映画館にいたの?」
「うん。
 ○○(名前忘れた仮面ライダーの役者さん)
 好きなん?」
「あ、いや・・・
 私が好きなのはマジレンジャー
 仮面ライダーも観よるけど・・・」
「ほんなら、あれ行った?
 正月にマジレンジャーショーやりよったじゃろ?」
「いや、ああいうのは行っても、私の大好きなウルザード様はおらんじゃろうけ」
 あああ、ウルザードに様つけたらあかんがな!
 非オタクの前で!
「ああ、マジレンジャーにようにた敵の色の違うやつな」
 あ、あああ・・・・。

 子供にピアノを教えている子が、子供から聞いた知識を披露していた。
「ガンダムシードっていう人気のあるアニメがあるんじゃろ?」
 ああ、ありますあります。
「あれを好きな人の事を腐女子いうんじゃってー」
「いや、そりゃちゃうよ。
 腐女子言うのんはそういう意味じゃないよ」
「そんならどういう意味?」
 その場の誰も腐女子と言う言葉を知らない中で、ああ、説明ができなかった私をどうかヘタレとは言わないで下さい・・・。
 だって、どう説明しろと!
 あわあわ。

 気を使ってかなんだか、話かけて来てくれる人もいる。
「庭さんすごいなー
 弟子とか来るんじゃろ?」
「で、でし?
 いや、弟子とかじゃなくて、アシスタントさんが来てくれるけど」
 別の子が会話に加わる。
「弟子かあ。
 弟子って何するん?
 漫画教えて授業料もらうん?」
「いや、給料払って仕事手伝いに来てもらってるだけ」
「そんで、漫画描いてどうするん?」
「雑誌に載せてもらって原稿料をもらう」
「ふうーん。
 でも頑張ってるなあ。
 給料払えるくらい仕事しよるんよなあ」
 ・・・非オタクの漫画家という仕事に対する情報とかイメージってこんなもんだよなあ・・・。
 
 私のヅカ友はみんな説明する前からネームだの年末進行だの巻頭だの漫画用語をよく知ってたよな・・・。
 やっぱり、私は広い宝塚ファンの世界でよりすぐって友達作ってたんだなあ・・・・。

 高校の頃は学校内の同級生よりも他校に行ったオタ友とばかりつきあってたので、同級生の集まりに行っても実はあんまり親しい友達がいるわけじゃないんですが。
 みんなで飲み食いするのが楽しいので誘われたらでかけてます。
 同学年にひとり、気配りのできて人当たりがよくてみんなから好かれてる子がいたんだ。
 その子が盆暮正月になると集合をかけてくれるんだ。
 友達にひとり面倒見のいい人がいると、いつまでも宴席に呼んでもらえて嬉しいねえ。

コメント