急死した夫の遺体を飛行機で運ぶカイル。しかし、一緒に乗ったはずの娘が、機内で行方不明に…。乗務員や他の客たちは、娘がいなかったと証言。乗客リストにも名前が残っておらず、娘の荷物も消えているという衝撃サスペンス。ジョディ・フォスターが、自分の記憶を信じ、必死に娘を探すカイルを演じる。
 
 と言う、あらすじや設定くらいは知ってて観に行きました。
 面白かったですよ。
 おすすめする程じゃないけど、観て損はしないと思います。

 でもねえ、観おわって落着いて考えるに
「でも、あれ・・・
 あの話とか、あの設定とか・・・
 おかしい・・・ヘン・・・だ、よ、な・・・?
 どうやったら、あんな手間ひまかけてそんな偶然に頼るような事を・・・?」
 て感じで、脚本はダメダメなんじゃなかろうか?

 観賞中は、そんな事まるっきり考えがおよばずに
「娘ー!
 娘どこ、娘ー!!!!
 むーすーめえええ!!!!!(絶叫)」
 って気持ちでした。

 娘みつからなくてハラハラしっぱなしでどうしてくれようと。
 
 後で考えると、あの設定に疑問ありまくりのあの脚本であれだけハラハラしたのは、母親役の女優の力量なんだろうなあ。

 無責任な群集の描き方も良かったと思う。
 あいつらの存在が、より母親の孤立や焦燥を浮き立たせていたよねえ。

 面白かったです。

 なんで誰も脚本にリテイクださなかったのか疑問だけど。

 私の疑問はコメント欄に書いておくから、まだ観て無い人は観ないで下さい。ネタばれです。
 もしそれはあなたが見落としただけで、作中に説明が出てたわよって場合は教えてもらえると嬉しいです。

コメント

庭りか
庭りか
2006年2月9日18:59

誰か乗務員か乗客が犯行前に娘と言葉を交わして娘の存在を記憶してたら、この計画はそこで水の泡ですか?

前の席の子供あたりが、誘拐前に娘に話かけると言うのはあり得たと思うんだが。そこで、親同士子供を紹介しあってたら、そこでこの計画は水の泡だったと思うんですが。

上記2点について、犯人は何か策をねってあったのか?

共犯でない乗務員が子供の身元について調べていたら、そこで子供の存在が発覚したと思うんだが。
他の乗務員に子供の搭乗について調べさせない伏線、もしくは共犯者しか調べない前提があったのか?

犯行が成功しても、子供の行方について調べたら共犯者の嘘(病院への問い合わせ)が嘘なのはばれてしまうんじゃないの?

棺を運べる飛行機ってこの1台に限定なの?
他の飛行機で運ぶ事になってたらどうすんだ?
死体ができても、どこの棺屋の棺を使うかわからないんじゃないのかな?
飛行機で運べる棺を扱う棺屋が1軒しかないとか、そういう事か?
死体作らなくても、死体が出来た時に、その死体に妻が一人と幼い子供が一人いたら、それを利用すれば良かったんじゃないの?

 母親がずっと寝てたらわざわざ起こしたのかな。
 母親がずっと起きてて子供から目を話さなかったらどうしたんだろう。
 母親が離陸直後に眠らなければ、乗務員から子供の分のジュースやお菓子をもらったりして、他の乗務員や上客が娘の事を覚えてしまったかもしれないが、そこんとこの計画はどうなんだろう。

 そんで、母親が弱虫で、子供がいなくなってもただおろおろ泣いてるだけだったら、どうする気だったんだろう。母親がそんなだったら、予定外の着陸なんてしないよねえ?

 ハイジャックしようとしたら、大人しい子供にみられてとっさに子供をさらって隠した。
 そしたら、母親以外子供の事を覚えてる人間がいなかったので、これ幸い子供は最初からいなかった事にして、母親に罪をなすりつけようとした。
 って、話の流れにすればよかったんじゃないのかなあ??

 と、疑問が多々湧くのに面白かったと思うのは、やはり女優の力量か。
 観てる時には、ハラハラしてクライマックスはスカっと気持ちよかったんだが。