観劇してから10日もたって観劇記を書こうと言うのが物覚えの悪い婆にはすでに間違い。

 良かったです。

 面白いかどうかはわかんないんだけども。

 コーラスが良くて!
 すごく良くて!
 わああ、耳にすっごく気持ちよかったですよ。
 コーラスのためだけに通っていい気持ち!

 そして、コーラスの事しか覚えていない、と、言う・・・

 私はストーリー構成に興味があるので、たいていそちらに目が行くのですが。
 ねばーせいは不思議と話の方に興味が行かなくて、とにかくコーラスの気持ちよさに耳をゆだねてました。

 私はかなりな音痴で音楽についてはかなりレベルが低いのでどこがどういいのか文章で書く事もむずかしいんですが。

 重なる人の声と言うのはそれだけで感動なのだなあと。
 いっそ目をつぶって聴覚だけに身をゆだねたいほどでした。

 良かったよ、良かったよ。
 これは音響がいいと言われてるらしい後方席で何度もリピートかけたい作品だと思う。
(じっさいに後方席の方が音響がいいのかどうかは感じた事がないのでよくわからんのですが。聴くなら一階の後ろ、全体を観るなら二階の前がいいとか聞くので。)

 そんで、コーラスがよくて、話がわからなかったです。
 あわわわ。

 観劇中はコーラスにしか意識が行ってなくて、観劇後にストーリーについて思い出してたんですが。
 わ、わかんないよ・・・・。
 だいたい私スペイン内戦なんて全く知らなかったし興味もなかったし。
 今もねばーせい観たからちょっと調べてみようかなって気にもなってないし。
 同行の奥富が知らなかったらいっそ架空の内戦かとすら思ったやもしれん。
 私がスペイン内戦について知識がないからなのだろうか。
 キャラクター達が祖国でもないスペインの内戦のために命をかけて戦うのが全く理解できませんでした。
 そこんとこが理解できてないと、この話ってわからないだけなんじゃなかろうか。
 主人公については、祖国を捨てたとか俺はデラシネ根無し草とか言うてらっしゃるから、祖国でもない国のために戦う気持ちの理由付けがちょっとわかる。
 ヴィセントはスペインの人なんだから闘牛を捨てて戦うのもわからないでもない。
 だけど、他の競技者達が戦う意味がわからない。
 競技会(幻のオリンピック?)のために行った国で内戦が起きて、それが正義のためでも他国のために戦えるのか?
 私だったら、漫画を捨ててまで他国のために戦えない。
 やりたい事があって守る家族がいたら、他所の国のために戦えないと思うんだがどうなんだろう。
 そこらあたり、コーラスにばかり無中になってないでちゃんと話を追って観てれば理解できたのかな?

 萌は無かったです。 
 しょんぼり。
 ジョルジュとヴィセントとの友情が熱くねっとり描かれてたらな〜とか。
 アギラールにはキャサリンにラブってるよりも憎しみでいいからジョルジュに執着して欲しかったな〜とか。
 さじ加減一つで萌そうなところはあったんだけど、さじ加減一つ違ってたために萌は無かったです。
 宙ファンはタカハナががっぷり組んでるのが好きなんだろうから、萌はいらんのかもしれんけど。
 タカハナががっぷり組みつつもすみっこに萌があるってのもアリだと思うんだけどなあ。
 ち。

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