コゼット

2007年1月25日
 今年復活の名作劇場コゼット。
 大変楽しみにしておりました。
 録画していたものを、仕事中観賞。

 うきうきわくわく。
「地の子さん、コゼット観た?観てる?
 原作読んだ?読んでる?
 おばちゃんレミゼラブル大好き〜〜
 ああん、どんな時間配分でやるのかしら〜〜
 お気に入りの場面がたくさんあるのよ〜〜
 わくわくどきどきだわ〜〜
 銀燭台とねえ、裁判所とねえ、ジャンバルジャンがコゼットを向かえに来るところとねえ、あああ、楽しみ楽しみ〜〜
 まずは銀燭台の場面よう〜〜
 あああ、萌もあるのよっ
 もえもえよっっ
 司教様が素敵なのうっ
 あとね、ジャンバルジャンを追っかけてる警察官がたまんないのっっ
 もえもえなのよう〜〜〜」
 浮かれはしゃぐ婆。
 司教が若くてかっこいいといいな〜〜とわくわくする婆に
「きっと若くてかっこいいですよ。」
 と言うてくれる娘。
「そうよねえ、そうよねえ。」

 うふふ、あはは。
 お楽しみのアニメハウス名作劇場。

 あ、司教が出てくるぞっ
 目を輝かせる婆。
 だが、次ぎの瞬間泣く婆。
「いやあーっっ
 いやあーっっ
 司教は美形じゃなきゃいやああーっっ」
 原稿もあがってないのに、何を大騒ぎするのかこの漫画家。

 地の子になぐさめられながらも、ぐじぐじ泣く婆。
「あああっっ
 銀燭台の場面がっっ
 銀燭台の場面が、今回想で1分もかからずに終わりやがったっっ
 大事な大事な場面なのに何さらしやがるっっ
 お、俺のレミゼラブルに何しやがるううううっっっ」
 泣きながら画面に吠えたてる婆。

 しかし婆は負けません。
「待ってて、待ってて地の子さんっっ
 まだ、まだ萌はあります
 警察官、私達には警察官がっっ」
 そう、ジャンバルジャンに愛憎だだもれの男が・・・

 画面に警察官がうつるなり、号泣する婆。

 お、おおう。
 おおう、おおう。

 こんなに、こんなにも私と趣味の違う人が私の愛するレミゼラブルをアニメにしていたなんてええええええ。

 号泣。

 ああ、こんな調子じゃあ、ジャンバルジャンがコゼットを迎えにくるくだりなんて、どんな事になるやらよう・・・。
 俺に・・・誰か俺にレミゼラブルのコミカライズの仕事くんねえかなあ・・・。
 なんなら、主婦が主人公の現代日本にアレンジするからさあ。
(それはもうレミゼラブルじゃない)
(それに現代日本にアレンジして銀燭台の漫画はもう描いた。)

 文句だらだらですが、きっと最終回までみる事でしょう。
 
 ところで
「ジャンバルジャンがつかまったら終身刑な理由に興味のある人は原作を読んでね」
 って予告で言ってたような気がするんだが、あれは幻聴か?
 まさか、やらないのか。
 やらないのか、その理由。
 まあ、銀燭台を1分の回想で終わらせてちゃあ、その直然のエピソードなんて削っても不思議じゃないんだが・・・・。

 母が歯を売ったり身体売ったりするのは名作劇場だからカットするだろうとは思ってたけど。

 そこらへんはカットしたらあかんのちゃうの?

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