私の日記を読んでくれてるような方はたぶん漫画の原稿用紙を見た事があると思います。

 白い上質紙に内枠や断ち切り枠、定規のようなガイドラインが薄い青で印刷されています。

 何故薄い青かと言うと、それだと印刷に出ないからです。

 さて、この漫画用原稿用紙は各メーカーから出ていますが、私が愛用していたのがICのB4の110キロ(キロと言うのは紙の厚さ。裁断前の全紙の重さなので、重い方が厚い紙です)

 それがですね、それがですね。

 今日仕事してたら、途中からいきなり原稿用紙の青い印刷がめっちゃ濃くなってるんですよ。

 うちでは、私のネームを見てアシスタントさんが消しゴムで消える青シャーペンでコマ割とフキだしの大きさを計った四角を最初に原稿用紙に描いてもらって、それに私が黒シャーペンで絵を描くと言う段取り。

 いくら薄い青のラインなら印刷に出ないと言っても、濃い青だと、上からトーンを貼ったらアミかけ効果と言ういらん効果を発揮して印刷に出てしまいます。

 あわわわわー。

 どうやら、先日通販した新しい原稿用紙が全部、青い印刷が濃いもよう。

 ふ、不良品???

 慌てて通販会社に電話したら、そちらからメーカーさんに問い合わせてくれました。

 
 つい最近から、メーカーさんの方で、この、濃い印刷に統一なさってしまったんだそうです・・・・。

 ぎゃー。

 なんでだなんでだなんでだ。

 青の印刷が薄いのが気にいって使ってたのにー。

 ぎゃー。

 ちなみに、私が気にいらない濃い青印刷の原稿用紙は左上に
 
 NAN040

 と印刷されており、
 今まで使ってたお気に入りのは

 NAO0110

 と印刷されています。

 なぜー。

 なぜー。

 改悪だと思うんだけど、なぜー。

 いーつーのーまーにー〜〜〜

 こんな濃い印刷嫌だよ〜
 
 元の薄い青印刷の原稿用紙が欲しいよ〜〜〜

 うわ〜〜ん

 印刷屋に頼んで、好みに刷ってもらうしかないのかなー。
 でも昔1000枚ほど地元の印刷屋さんに刷ってもらったんだけど、途中で印刷に失敗してるのがいっぱいあったからなー。

 薄い青の印刷って難しいんだよね。
(20年前印刷屋に務めてた古い知識)

 インクに白を混ぜて刷ると、漫画を描く時のペンのインクをはじいちゃうし。
 薄め液(名前忘れた)たくさん使うと紙全体が汚れやすくなるんだけど、これがまた、薄い青なんかの印刷で汚れても印刷中に気付きにくいし。

 あー・・・・。

 元の薄い青印刷で売ってくれるんなら、売り値が倍になっても買うんだけどなあ・・・。

 あー・・・・。

 ☆

 通販会社さんは返品を受け付けますよと言ってくれたけど、替わりの原稿用紙を見つけるまでは、今の濃いのでしのがなきゃ・・・。

 あー・・・・。

 
 世の中はアナログ漫画家に冷たくなってきているのか・・・?
 
 もしや、原稿用紙にトーン貼って仕上げてるのって、少数派になりつつあるのか?

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