先週私の観たい映画を観たので、今週は妹の観たい映画を。

「怪談」

 大外れでしたー。

 私はTVCMを観てないんですが、妹はTVCMを観て
「ロミオとジュリエットみたいな話じゃと思ったのに」
 と言うてました。
 男の父親が女の父親を殺す25年前の場面から映画が始まる。
 だからまあ、そういう設定ではあるんだけども。

 でも、主人公カップルは自分達の親の因縁なんか、知らないんだよね。
 ロミオとジュリエットを期待して行くとはずれです。

 そんで、ストーリー的にも私にも妹にも大不評。

 たぶん、私と妹はホラー好きじゃないからだろうな。
 ホラーってストーリーがまとまってるかどうかよりも、全体にただよう雰囲気とか恐怖場面があるかどうかの方が大事なんだろうなと思うから。

 妹が期待してたのは
「全ては妹(映画の中のヒロインの妹)の復讐」説。
 姉の幽霊は全て、妹が姉を見捨てた男への復讐を動機としたやらせであった。
 と言うオチだったんだそうです。
 なので、肩すかしだったんだと。

 私が期待したのは
「全ての因縁を妹が謎ときを始め、父親の遺体発見。
 父親の呪いだと過去の真相に辿り着く。
 そこで、父親の呪いをとくべく、鎌を焼くとかする。
 そこで姉はやっと成仏する。」
 ってオチでした。

 どっちもはずれてたけどなー。

 でも、その方がいい気がするんだけどな〜〜

 父親の過去から始まるのに、その後のストーリー展開に父親関係ないし。
 父親の使った鎌を出すんなら、ちゃんとそれを伏線に使ってほしかったし。
 語りべが最初に出てくるんなら、最後も出てほしかったし。

 ちょこちょこっといじれば、色々上手くいくと思えるのになー。

 私と妹には大変御不満な映画。

 でも、ホラー好きな人や出演者のファンの人にはご満足な映画なのかしら。

 ☆

 通りすがりに美味しいラーメンやがリニューアルオープンしてるのを発見。
 久しぶりにラーメンを食いに入る。

 お気に入りのメニュー(ラーメンと唐揚げと白御飯と小鉢のセット)がなくなっててしょんぼり。
 なのに、ケチャップ味の天津飯が生き残っているのはどういうセンスだ・・・・・・。悲。

 んー。

 旨いラ−メンやが福山から一件姿を消しました・・・。
 
 残念です・・・。

 麺が細くなるくらいの変化は許容できるんだが、細くなった麺をまともにゆでられなくなってるラーメンやは嫌だ。
 なんで、麺の一部がゆですぎなのに一部はゆでられてなくて固かったりすんの?????

 普通に美味しくゆでるより、こんなに差をつけてゆでる方がむずかしくない??

 スープは以前よりちょっと甘くなってた。
 脂の加減だと思う。

 
 ☆

 映画とラーメンがはずれて悲しい一日。

 でももっとなげくべくは、妹からのメールでほいほいおでかけしてる私の仕事の進行具合だ。

コメント

nophoto
ミニマウス
2007年8月11日10:36

 原作が描いているのは、因果、業というものだから、大団円的なオチはつけにくいんですよね。この映画は、しかも豊志賀に焦点を当てすぎて、新吉の地獄めぐりにいまひとつ広がりが見えなくなっちゃった。
 中田監督は、いつも映像的な驚きを見せてくれるのだけど、今回は初の時代劇とあってあまり冒険もしていないかな。
 でも菊之助ファンとしては、「犬神家」よりははるかにうれしい作品でした♪
 殺陣をつけたのが、個人的に大好きな高瀬将嗣さんでして、凝りに凝った立ち回りの見事さ(要求にきちんと応えている菊之助、さすが)は眼福でしたー。
 とはいえ、映画館にお客を呼べるスターでは、残念ながら、ありません。彼の主演作は、これが最初で最後かもしれないけれど、それが「怪談」だったことに、一ファンとして満足しています。

庭りか
庭りか
2007年8月14日1:03

ご不満感が残るのは原作を知らなかったからでしょうか?
ファンが満足する作品なら、正しいのかなと思います。

でも、この映画でロミオとジュリエットだと思わせるTVCM作るのって詐欺ですよねえ。