新人公演観て来ました。


 
 新公探偵の化粧が色黒だったのって、なんで?
 本役が嘉月さんだったから????



 普段新人公演なんて観ないので
「リュウマサキさんは瀬奈さんと同じ演技をしている」
 と噂には聞いていたけど、本当かどうかわかんなかった。

 ・・・違う、よ、ねえ?

 ところどころ
「ああ瀬奈さんの真似してるのね」
 って感じるところはありました。
 けど、別に猿真似してるわけでもなかったし。
 あれくらい似てるだけで、同じって言われちゃうもんなんだなー。
 それとも、今回は今までと違ってたのかな?

 本マジシャンはオットナーって感じ。
 次ぎから次ぎに起こるトラブルにも主導権を握りつつ冷静に対処しながら憂鬱。
 他人に怒りをぶつけてはならないと思ってそう。

 新公マジシャンは若造って感じで、次ぎから次ぎに起こるトラブルに翻弄されてるよね。
 で、何が起きても基本が陽性だから陽気。
 いつも怒ったら顔と態度に出ています。

 演じてるのが別人だから、本公演と同じ正塚先生の演出なのに違うキャラクターに見えました。

 何より、本役は5人の事を仲間とか友達とか思ってそうなんだけどさあ。
 新公マジシャンは、5人の事を手下と思ってそうだ。

 
 新公ヒロインは尻が足りないなーと思いました。
 今回のヒロインの衣装って身体のラインがよくわかりますよね。
 腰の所だけ黒いグレーのスーツとか、色っぽいな〜と思って大好きなんだけど。
 あれは本役がしっかり腰がくびれて充分な尻だからこそ色っぽかったのですな。
 衣装も良いんだけど。
 新公みながら、可愛いんだけど身体に女力のないヒロインだなーと思ってしまったよ。

 殿下は若くなってて、新公の方が話的には納得できたかも。
 本役殿下はそれなり賢そうと言うか知恵がありそうに見える。
 だから、愛する妻が亡くなった後3年も真相を究明できて無いのに、ちょっとひっかかってしまう。
 でも新公殿下だと
「あー。
 若いもんねー。
 年寄りに言いくるめられちゃったのねー」
 と納得できそう。
 若いってだけで、周囲になめられてそう。
 この殿下なら、3年何も出来なかったのが納得できるよ。

 マレークは、あれは、本役が上手すぎるんだろうなあ。
 本役マレークは本当に狂気の人って感じするもの。
 夢の中で遊んでますって感じするもの。
 新公マレークは、正気にみえました。
 夫の名前を呼ぶ時の嬉しい響きも感じられなかったし。
 狂気の中でも夫の名前に反応するところが切ないのになあ。

  
 本役が上手いんだと、何より感じたのは執事。
 いつも、常にゆ−っくりと手の先ピシーっと揃えて歩いてる本役執事。
 執事ってセリフ全くなくているだけなのに、凄い存在感があるじゃないですか。

 なのにね・・・。
 私は新公では司祭が抜け道の事を話し出すまで、全く執事の存在に気付いてなかったですよ。
 やっぱり、そこにいるだけで存在感があるって言うのは、すごいよねえ。

 
 墓守り夫婦が可愛かった!
 本役とまるきり違うキャラクター。
 可愛いおじいちゃんとおばあちゃんって感じ。
 名台詞「しらん」の前に小首傾げてフリーズしてんのがたまらん可愛いよ!

 ところで今回の新公は私のような人の顔の区別のつかない人間にはちときつかったです。
 だってしょっぱな、みんな黒燕尾なんだもの。
 居候5人の内の4人に同じ衣装着られちゃったら、私には誰が誰だかわかんないよ。
 ・・・探偵は何故か色黒だったから、すぐに判別ついたけど。

 皇太子妃が生きているとマジシャンが透視する場面。
 発明家が飛び出そうとするのを探偵が止めますが、本役では見た事がないくらい、がっつり腕を掴んでました。
 手の位置がすべったのかな?
 嘉月さんとゆうひさんでもあれくらいがっつり掴んでくれても私は嬉しいんだけど。

 発明家の後ろそりくり返りはなし。

 墓暴き他で本役探偵はやたらと発明家の背中に手をまわしてるんだけど、新公ではそういうのは無かったです。

「お前を食べちゃうぞー」
 の後の探偵のセリフは
「わかった。
 よぉくわかった。」
 になってました。
 何?
 どういう意味なんだ??
 本役でこのセリフならいくらでも邪推するんだけど、新公じゃあ、別に萌ないしなあ・・・。
 どういう意味で言ってたんだろう??

 近衛長官の自殺未遂のところ。
 新公では、ムラ初日と同じようになってました。
 探偵が詩人の両腕掴んで引き寄せて、二人でしゃがんで片膝つき。
 詩人の右手は探偵の腰。
 新公でもこの演出なら、正塚先生的にはこのポーズでいいんじゃないかと思うだけどなあ。
 本役詩人ちゃんは、もう、探偵の腰には手をまわしてくれないのかしら。
 13日から16日まで4日連続観劇して来たけど、詩人は一度も探偵の腰に手をまわさなかったものなあ。

 司祭がマジシャンの家を訪ねる直前、占い師が「殺される!」と占ってる場面。
 探偵が詩人をはげましてますよね。
 あそこ、本役探偵は本役詩人の両腕をがしっと掴んでて、ちょっと萌なんだけど。
 新公では腕も掴んでないし、どこにも萌がありませんでした。
 ち。

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