ちょー女の子だった。
 びっくり。

 私は「蒼いくちづけ」のヘルシング以来紫峰さんが気になってて、ようやく茶会に行けたんですが。
 私にとって紫峰さんと言えばヘルシングとかチョ・ジュドとか三郎とか「悪漢」ってイメージだったんですよ。

「悪い男〜〜
 でもときめく〜〜」
 って感じで。

 素がどんな方か知らずに茶会に行ってみたら、すんげえかわいいほにゃほにゃ系でべっくらした。
 常に口角あがって小首かしげてる感じ。
 ヘルシングでチョ・ジュドで三郎なのに!

 あ、でも、好物焼き肉言うてらしたから、その辺は悪漢臭いかな。

 宝塚の男役さんの中には舞台の上ですんごい男らしくても、それ以外ではすんごい乙女な人が多いと聞く。
 聞きはするけど、見た事なかった。

 私がお茶会に行った事のあるような方は舞台の上で攻だったら、茶会の様子も攻めだった。
 舞台に比べて乙女でオネエになってるからと参加前に注意されたような方のお茶会でも、確かに女性らしいけど、攻はどうしたって攻だよなあって思ってた。
 そういう茶会にしか行った事なかった。

 いや、受な人の茶会に行って
「舞台の上では清純なのに素だと小悪魔っっ」
 って思ったりしたりした事もありますが。


 紫峰さんは私が近年気になって観はじめてからは、舞台の上ではずっと攻だったんだが。

 茶会のあのかわいい女の子は、あれは・・・。
 あれは攻じゃないわ・・・・。

 あまりの舞台との違いっぷりにべっくら混乱。

 ほにゃほにゃ系でかわいいんだけど、元気いっぱい女の子でもアリ。

 茶会のプログラムで、ファンがリクエストを書いた紙を集めておいて、紫峰さんがひくというのがありました。
 ひいた紙を書いた人のテーブルまで紫峰さんが行ってリクエストに答えるってやつ。
 宝塚の茶会ではよくあるアレ。

 よりにもよったリクエストばかりをひかれたようだ。
 とあるリクエストに応えて場内を走り、とあるリクエストに応えて場内で踊ってらっさいました。
 茶会で走るて!
 茶会で踊るて!
 ちなみに走るのも踊るのも女の子紫峰さん。

 悪漢紫峰さんを期待して茶会に行ったので、その点はかなえられないようでしたが、それなり楽しんでおりました。

 が、とあるリクエストがすごかった。
「フランス人になって私を口説いて下さい」
 って言うようなやつだった。
 最初はリクエストしたファンの人と紫峰さんとで
「フランス人になって口説くって?
 フランス語の口説き文句って??」
 って感じであーでもないこーでもないとやりとりなさってた。
 結局、普通に口説くのでいいって話に落ち着かれたのだが。
 ふにゃふにゃ笑顔の紫峰さんが、さあ口説くぞってなったとたん、お顔が。
 お顔が漢になったよ。
 ぎゃっ。
 すんげえ漢らしい顔でファンをみつめる紫峰さん。
 あわわわわわ。
 遠目でみててもやばいわ。
 あんな目でみつめられたら、帰ってこれなくなるよ。(どこから)
 と、思ってたらですね。
 紫峰さんの右手があがって、ファンの人の顔に近づきました。
 あごを持ち上げようとしたのかな?と思いますが。
 その手は行き場を無くしました。
 何故ならファンの人がすごい勢いで後ずさりしながら崩れ落ちたから。
 紫峰さんはあっけにとられてました。
 己の口説き顔の攻撃力がわかってないらしい。
 そうよね、そうよね、逃げるわよね?
 あのまま口説かれたら、行っちゃいけない世界になだれ込んでしまうわ。(それどこ)

 遠目で見てましたが、あの口説き顔はすごかった・・・・。

 その後お席にもどりながら司会の人と
「口説いた事はありますか?」
「ないですよ〜(ほにゃほにゃ女の子)」
「口説かれた事は?」
「ないない〜(とことん女の子)」
 って会話してたけど・・・・・。

 口説いた事も口説かれた事もなくてアレか!(驚愕)
 嘘だ、絶対どっかで無自覚に誰か口説き落としてるにちがいないよ。

 遠目でみてたけど、ときめいたわ。

 そんで、ときめいた後で
「あ、あのかわいらしい若い娘さんに私は今ときめいておるのか・・・・」
 と己が行っちゃいけない世界になだれ込んで帰って来れなくなってるような気が
うっすらしました。
 遠い目。

 ときめいた〜


 ところで、時節がら握手はないだろうなと覚悟してましたが、やっぱり無かった。
 しょぼん。
 茶会は握手会があるのが婆の一番の楽しみなのにな〜〜〜
 たぶんインフルエンザが沈静化するまで握手は無いんだろうな〜〜
 しょぼしょぼしょぼん。


 ☆

 ・・・・長い道のりだったなあ・・・・・。
「一度紫峰さんのお茶会に行ってみたいものだ」
 と思ってたんですが、ようやっと行けましたよ。

 ブログに紫峰さん素敵〜てな事を書いていたから、見ず知らずのご親切な方にお声をかけていただいて、参加の機会はあったのだけど、私の都合がつかずに行けなかったんだ。
 その後、見ず知らずの方に甘えるのもアレだしなと思って、周囲に
「紫峰茶に行きたい。
 どっかに誰かコネはないですか〜」
 とふれまわっておった。

 誰かがコネがあると思って甘く見てた。

 なのに私の周囲の誰も紫峰茶にコネが無かった。
 がひょん。
 みんなから異口同音で
「ごめんね。
 紫峰さんとこにはちょっとツテがないわ。」
 と言われ続けた1年ちょっと。

 1年ちょっと
「紫峰茶に行きたい。
 どっかに誰かコネはないですか〜」
 と言い続けてたら、しまいには友人一同から異口同音で
「そんなに好きならもうファンクラブ入れば?」
 と言われまくってしまった、と、言う事でございます・・・・。

 ちがう、ちがうんだ。

 私は茶会に行きたいだけで、ファンクラブに入りたいわけじゃないんだっっっっ。(何その抵抗)

 花組観るときは紫峰さんばっかり見てたり、茶会に行きたいと1年以上言い続ける程度には気になってるけど、それだけなのにい。
 そんなこんなで正攻法で茶会の案内用紙をゲットして行って来ました。

 また行きたいな、と思います。
 
 やっぱり、一人ででも茶会に参加しようと思うような人をみつけると、観劇ライフも楽しいねえ〜〜
 るんたたるんたた。

コメント