仕事の電話中に、ドアをノックする音。
 大事な電話だったし、来客の予定もないのでノックは無視していた。
 そしたら、ノックの音は激しくなり私の名前も大声で呼ばれ出したので、編集さんに断って玄関に出た所、ご近所さんだった。
 ご近所さんには頼まれ事をされて快諾していたので、その念押しなのは顔を見ただけでわかった。
「わかってます、大丈夫です、今仕事の電話中だったんですよ」
 と笑顔で答えてドア閉めて電話に戻ろうとしたんだけど
「わかってる?
 本当にわかってる?」
 と念押しが始まってしまった。
 え、ちょ、私仕事の電話中だって言ってるじゃん!?
「わかってます、大丈夫です」
「それが大丈夫じゃないんよ、けっこう大変で」
「わかってます、大丈夫です」
 ご近所さん相手に塩対応もできず。
 どうにか切り上げて電話にもどったんだけれども。
 
 どうすれば良かったのか。

 電話中に限らず、トイレでふんばってるとか、入浴中とか、疲れて寝てておき上がれないとか、黒いGと格闘中で目が離せないとか、ドアをノックされて居留守を使うつもりでもないんだが出るに出られない時なんて、いくらでもあるんじゃないのか。
 ドアをノックして出て来なかったら、メモを書いて残すとか、後でまた来るとか・・・・・・して欲しい、な・・・・。
 


 ・・・どうすればいいんだろ。
 そういえば、電話中にこのご近所さんが来たのはこれが初めてじゃないんだよな〜〜
 なんでかこのご近所さん、私が編集さんと電話してると、頼み事しにいらっしゃる。

 普通に、重要な電話中に鍵をかけてるドアを来客がノックした時って、どうするのがいいのだ。
 私としては電話相手に一言断ってから
「仕事の電話中ですので」
 と来客に告げて帰ってもらえればベストだと思うんだが。
(それ以前に、ドアに鍵かかってて住人が無反応だったら、あきらめて欲しい。
 無反応って事は、今出られませんって事だと思ってもらえないものか。)
「仕事の電話中」カードを切っても、会話を切り上げてくれないご近所さんにどう立ち向かえばいいのだ・・・・・・・・・・・・・・・・。


 いや、今週忙しくて色々遊びに行くのをあきらめて仕事して疲れ切ってる所にこれやられたんで、なんかこう・・・・堪忍袋じゃなくて頑張る心が擦り切れた感じ・・・・・・・。
 がんばってがんばってがんばってるのに、ご近所さんの頼み事も笑顔で引き受けてるのに、なんで頼まれ事引き受けただけで仕事の邪魔までされなきゃいけないのっていう感じに心がダークネス・・・闇に落ちていきそう・・・・。
 ううううう・・・・。

 
 でもほんと、重要な電話中に、電話での会話にに支障をきたす音量でドアをノックし名前を呼ぶ来客があった場合。
 その来客が
「仕事の電話中」
 と告げても自分の話したい事を話続けて簡単に会話を切り上げられない場合。
 ってどうすればいいんですかね・・・・
 
 

 翌日追記

 電話中にご近所さんが来たってだけでへこたれてるのは、やっぱり心が疲れておるのだろう・・・。
 今、面倒で面倒で面倒な、面倒臭い漫画を描く以外の漫画家仕事が何故か複数の編集さん相手に繰り広げられており・・・・
 逃げ、たい、くらいに・・・・
 めん、どう、で・・・っっ
 今連絡とってる編集さんは皆さんダメ漫画家の取り扱いに慣れてるオトナなので、電話してても全く辛い事はないはずなのに、電話が終ると汗びっしょりになってるダメオトナの私。
 今週込み入った話で電話ばっかしてたからなー・・・。
 今日はもう仕事しないでごろごろしよう。
 一瞬どっか遊びに行こうかとも思ったが窓の外がまぶしすぎて「無理」ってなった。


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